測定概要

「サージインピーダンス測定とは」

　
　最近の情報通信の進歩により、機器内のＩＣ化が極度に進んできており、ＩＣはあらゆるジャンルの機器に使用されてきています。その結果、これらの機器に対する接地工事は、従来の接地抵抗値が低ければよいという考えから、サージ電圧、サージ電流に対する保護も、十分考慮しなければならなくなってきました。
　サージ電流は、落雷等による直撃、誘導、侵入、開閉器の操作によるものなどいろいろありますが、いずれにしても、数十ＫＡ〜数ＫＡと広範囲にわたり、またその持続時間は、波頭値２〜３０μｓ程度です。
　サージに対する過途インピ−ダンスは、定常状態の１０〜２０倍程度を示し、次第に定常値に収斂します。
　サージインピーダンスの測定では、測定対象物にパルスの電流を流し、その電位上昇分からＬ，Ｃ，Ｒ，Ｇの合成抵抗の値を求めます。

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「測定波形」

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